「痩せる方法」と聞くと、食事制限や運動、サプリにリンパマッサージなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
同時に「姿勢が大事」というのも、聞いたことがありませんか?
多くの方がただ漠然となんとなく、「姿勢は正しい方が良い」と感じていると思いますが、なぜ姿勢を正すと痩せるのか?が分かると「姿勢を正さなくては!」という本気の意識へと変わるはず。姿勢が正しくなると……
- 脂肪燃焼のための酸素を取り込める
- インナーマッスルを鍛えられる
- しなやかで必要な筋肉だけをつけられる
それぞれ詳しい解説を進めていきます。この点を知れば、これまで痩せることを諦めていた方・何度も挫折した方でも、正しい方法にたどり着けますよ。
脂肪燃焼のための酸素を取り込める
正しい姿勢の体は、酸素をたくさん取り込むことができます。巻き型や猫背では肺が圧迫されて小さくなり、十分な酸素を取り込めません。
酸素は、脂肪燃焼には酸素が欠かせません。脂肪もBBQの木炭と一緒で酸素がないと燃えません。
脂肪燃焼に良いというサプリが着火剤ならば着火剤だけ大量にあっても酸素がなければ燃焼が上手くいかないのと同じです。
同じ有酸素運動でも、酸素がたくさん入る体と、浅くしか入らない体では、ダイエット効果に大きな違いが生まれます。
正しい姿勢なら、自然と脂肪燃焼を起こせる体になるため、家事や階段の昇り降りだけでも脂肪燃焼効果が高まり、「特別なことをしなくても痩せやすい体」ができるのです。
つまり姿勢の良し悪しは、24時間の脂肪燃焼率に大きく関係します。1ヶ月や1年といった単位になると、とても大きな差がつくでしょう。
インナーマッスルが鍛えられる
代謝の大半を占めているのは、姿勢を支えている筋肉「インナーマッスル」です。
インナーマッスルとは、姿勢を支える内側の筋肉。ジムのトレーニングマシンでつく筋肉は、ほとんどが外側につく筋肉のアウターマッスルです。
アウターマッスルの量とインナーマッスルの量は反比例し、外側の筋肉を増やせば増やすほど、内側のしなやかなインナーマッスルが失われていきます。
「運動を増やしてエネルギー効率を上げよう!」とされる方が多いですが、実は1日におけるエネルギー消費量の60%を占めているのは、”動いていないときに使われる” 基礎代謝。
運動や日常生活の行動の消費率は30%程度とされているため、割合の低い運動でエネルギーの効率を上げようとすると、大変な努力が必要となります。
そして動いていないときに使われている筋肉、それこそが私たちの姿勢を常に支えてくれているインナーマッスルなんです。
インナーマッスル=体幹トレーニング、と思われがちですが、上手におこなわないと違う筋肉が使われてしまい、かえってアウターマッスルがつくことも多くあります。
実は体幹トレーニングも、姿勢が命。体幹トレーニングを正しくおこなうためにも、正しい姿勢が重要ということ!
とはいえ、いきなり背中を正すと腰や首を痛めてしまう可能性も……。
一番簡単で、リスクも少なく、インナーマッスルを鍛えられる方法は、足を閉じて座ることです。とても簡単に聞こえますが、これもまたインナーマッスルが弱い方には難しいのです。
下半身の内側の筋肉が弱い方は、30秒や1分でもつらいはずです。しかしあきらめず、30秒を1分に、1分を3分に、少しずつ長くできるようになると、3時間くらい足を閉じて座れるようになり、美しい座り姿にしあがっていきます。
膝とふともも、ふくらはぎをピタッとつけて座ると、お腹にも力が入り、自然と全体の姿勢が整います。
それが身についた頃には、足もほっそりしていることでしょう。
しかし姿勢を正すというのは、自力ではむずかしいもの。ぜひプロの力に頼っていただくことを、おすすめします。
しなやかで必要な筋肉だけを付けられる
筋肉は「たくさん付いていた方がいい」と思われがちですが、「付く場所」の方が大切で、余計な筋肉が付いていると、体が大きく太って見えてしまいます。
「とにかく大きな太マッチョになりたい!」とめざしている方なら、トレーニング量を増やして筋肉を膨らませても良いのですが、痩せることを目的としているなら、逆効果。
そして現時点ですでに体が大きかったり歪んでいたりする方がトレーニングをすると、今付いている ”良くない筋肉” を使ってしまうため、結果的に正しいトレーニング効果も得られません。
また外側の本来使うべきではないところに大きく硬い筋肉がつくので、血流やリンパの流れが阻害され、むくみや冷え性を引き起こすことも。
「血流を促すためにマッサージ」をする方も多いのですが、間違ったマッサージによってつぶれた毛細血管は、再生するときに脂肪と絡みつきます。
その結果、下半身太りの大敵 “セルライト” が出来上がってしまうのです。そうして、セルライトになった脂肪は燃えにくく、さらなる悪循環を招くという負のループに入ってしまうのです。
肩や背中まわりも、姿勢の崩れによって使わなくていい筋肉が張ってしまい、無意識のうちにどんどん大きな体に育ってしまいます。
「無駄な筋肉を使わない・増やさない」これが、しなやかスリムボディーへの道なんです。
姿勢を正して、インナーマッスルをしっかりとつけてあげれば、スリムで動きやすく、疲れにくい理想の体になっていきます。
正しい方法で、スムーズに痩せよう!
これまで思うようにダイエットの結果が出なかった方も、なぜか太りやすくなっていくと悩んでいた方も、姿勢が原因と分かると、気持ちが晴れるのではないでしょうか?
正しい姿勢になるだけで、”食べても太らない体” になれます。
- 「頑張ってもどうせ無駄」
- 「遺伝や体質のせいかもしれない」
そんな風に諦めていた方も、理由が分かれば、あとは正しい方法で改善していくだけです。ぜひ詳しいアドバイスを受けていただくためにも、お気軽にご来店ください。